意外な方法でキレイに！ココアの染み抜き方法 - 簡単染み抜きクリーニング方法

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ココアは一度こぼすと落としにくい汚れとなることでも有名です。「白いTシャツ等にココアの取れないシミを作ってしまった…」という経験がある人も多いのではないでしょうか？

ココアの染み抜きには、実はちょっとしたコツがあるんです。ここではココア染みを落とすための二通りの方法をご紹介していきます。

飲み物のココアには、カカオの脂肪分、そして牛乳の乳脂肪分が豊富に含まれています。これらで構成されたココアの染みは油分が高く水に溶けにくい不溶性で、水洗いや中性洗剤等だけでは分解しきれません。

そこでまず、油分によって染みを浮かせることが必要になります。自宅で手軽に使える汚れ浮かしの油分が、普段メイク落としに使っているクレンジングオイルです。

・クレンジングオイル
・歯ブラシ／綿棒（染み範囲によって使い分けます）
・タオル
・キッチン用洗剤（中性のもの）

注意点

※衣類の素材によっては、変色・色落ち・輪染みを起こす可能性があります。
※事前に洋服の目立たない箇所でテストを行った方が安心です。

シミ部分の裏側にタオルをあてておきます。
歯ブラシまたは綿棒にクレンジングオイルを染み込ませ、染み部分を軽く叩くようにオイルを馴染ませていきます。ゴシゴシと擦ると色素が広がってしまうので、あくまでも軽く叩いてください。
特にシミの周辺部分は汚れが残りやすいため、丁寧に汚れを浮き上がらせます。
綿・麻等の素材の場合には、40℃程度の熱めのお湯で、一度シミ部分を丁寧に濯ぎます。縮みやすい素材の場合にはぬるま湯を使用しましょう。
シミ部分にキッチン用洗剤を少量つけ、歯ブラシまたは綿棒で軽く叩きます。
もう一度熱めのお湯（素材によってはぬるま湯）で濯ぎを行い、状態をチェックします。
通常の洗濯で全体を仕上げ洗いします。

クレンジングオイルではどうしても落ち切らない…という場合には、より強い溶解成分を持つベンジン（揮発油）を使用します。

・ベンジン
・タオル2枚（汚れても良いもの）
・中性洗濯用洗剤

注意点

※ベンジンでのシミ抜きは、生地によっては色落ち・色剥げ・柄滲み等の深刻なダメージを引き起こす場合があります。事前に目立たない場所で必ず色移りのテストを行ってください。
※窓を開けて、換気をした状態で行いましょう。
※手荒れを防ぐため、手袋等を着用して作業することをおすすめします。

シミのある部分の裏に、乾いたタオルをあてておきます。
もう一枚のタオルの一部にベンジンを染み込ませます。
ベンジンを染ませた部分で、シミ部分をトントンと軽く叩いていきます。ゴシゴシ擦ったり、強く叩いたりすると汚れが広がったり、生地の痛みや色落ちを起こしますので、あくまでも優しく作業を行いましょう。
シミ汚れが目立たなくなったら、中性洗濯用洗剤を使ってシミ部分を丁寧に手洗いします。
最後に手洗いもしくは洗濯機で全体を仕上げ洗いして終了です。