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焼き肉のタレのシミが落ちない…効果的なシミ抜き方法は?

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大人も子供も大好きな焼き肉。でも焼き肉をした後に衣類にシミを見つけて「ああ…」と肩を落としている人も多いかもしれませんね。

焼肉タレ単体のシミは意外と落としやすいシミなのですが、小皿等に取って肉汁と混ざっていると「油分」を多く含むちょっとガンコなシミになってしまいます。

今回は焼き肉のタレのシミ抜き方法について、自宅でもできる方法をご紹介していきましょう。

1.焼き肉のタレを食器用洗剤でシミ抜き!

焼き肉タレのシミにまず最初に使いたいのが、いつも食器洗いに使っている「食器用洗剤」です。食器用の洗剤には食品の色素や油汚れを分解する界面活性剤が多く含まれており、果汁や醤油・肉汁等が混じり合っている焼き肉タレの汚れを比較的スムーズに分解してくれます。

用意するもの

・食器用洗剤(液体タイプ・中性のものがベスト)
・タオルかハンカチ
・洗面器等の容器
・綿棒、歯ブラシ(あれば)

※洗剤が濃縮タイプの場合、小皿等の別容器に数滴を出し、水で薄めてから使用することをおすすめします。

シミ抜きの手順

  1. シミがある部分の裏側に、タオルをあてておきます。
  2. シミが広範囲な場合には、洗剤溶液を直接付けます。小範囲の場合には、歯ブラシもしくは綿棒等に溶液を浸してから、シミ部分に溶液を付けていきます。
  3. Tシャツ等の丈夫な素材の場合には、軽くつまむように洗剤を泡立てます。生地の傷みが不安な場合には、歯ブラシで軽く叩くようにして、汚れを浮き上がらせます。
  4. 汚れが浮いたら、水でシミ部分をよくすすぎます。
  5. 色残りがある場合、2)~4)をもう一度繰り返します。
  6. シミが取れたら、全体を洗濯洗剤で手洗いもしくは洗濯機洗いで仕上げます。

※水洗いができない製品にはこの方法は使えません。
※染色・生地によっては、色抜け・変色を起こすことがあります。事前に裏地部分等の目立たない場所に少量の洗剤を付けて、色落ちが無いかテストしておくことをおすすめします。

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2.シミが取れない時には「酸素系漂白剤」

 シミが付いてから時間が少し経過すると、焼肉タレに含まれる油分や果汁等が繊維にしっかりと付着し、食器用洗剤だけでは落ちきらないことがあります。この場合には、「酸素系漂白剤」で対処しましょう。

用意するもの

・酸素系漂白剤(液体タイプ)
・歯ブラシもしくは綿棒(シミ範囲が小さい場合)
・タオル
・ドライヤー
・洗濯用中性洗剤

※漂白剤は必ず「酸素系」を使用しましょう。塩素系漂白剤はシミだけでなく生地の色を抜いてしまうので、衣類のシミ抜きには向いていません。
※漂白剤は「液体タイプ」を使用します。粉タイプは衣類全体を浸け置く必要があり、生地のダメージを増やす恐れがあるので使用を避けます。

シミ抜きの手順

  1. シミがある部分の裏側にタオルをあてておきます。
  2. シミが大きい場合には、漂白剤を直接塗布します。範囲が小さい場合には、綿棒等に漂白剤を浸し、シミ部分のみに漂白剤を付けます。
  3. シミ部分にドライヤーをかけて、衣類の温度を上げます。40℃~50℃程度にまで温めることで、漂白剤の効果がアップします。ドライヤーは10センチ以上離し、5秒~10秒程度かける程度でOKです。
  4. シミが取り切らない場合には、2)~3)を2~3回繰り返します。
  5. シミの色が取れたら、洗濯用中性洗剤で全体を洗濯機洗いもしくは手洗いして仕上げます。

※この方法は水洗いができない製品には使用できません。
※酸素系漂白剤は色柄物にも使用できますが、染色・素材によっては色抜け・脱色・変色を起こすことがあります。必ず目立たない部分で事前のテストを行いましょう。
※ファスナー・ボタン等の金属製品が付いた箇所には漂白剤の使用を控えましょう。金属部の変色、劣化が起きる可能性があります。
ウール、シルク、カシミヤ等、高温での洗濯がNGとされているものにはドライヤーをかけられません。繊維の縮み、変質が起きる可能性があります。

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3.ガンコなシミには「セスキ炭酸ソーダ」

「漂白剤でもシミがうっすら残る…」これは肉汁等に含まれる油分が「油染み」として残ってしまっている可能性大。こんな時に活躍してくれるのが「セスキ炭酸ソーダ」です。


セスキの激落ちくん 密着泡スプレー 洗剤 320ml ( アルカリ電解水 + セスキ炭酸ソーダ )

アルカリ性のセスキ炭酸ソーダは、油分を吸着する力が強いのが特徴。重曹よりも水に溶けやすいので、シミ抜き等にも向いています。最近ではドラッグストア等の他、100円均一ショップでも洗濯用・掃除用の「セスキ炭酸ソーダ」が販売されるようになっています。

用意するもの

・セスキ炭酸ソーダ
・酸素系漂白剤(液体タイプ)
・ドライヤー
・タオル
・歯ブラシ
・クエン酸
・スプレー容器
・洗濯用中性洗剤

シミ抜きの手順

  1. シミがある部分の裏側にタオルをあてておきます。
  2. スプレー容器に水200mlを入れ、小さじ1杯のクエン酸を入れてよく振り「クエン酸水」を作っておきます。
  3. シミ部分に酸素系漂白剤を塗布します。範囲が小さい場合には、歯ブラシ・綿棒等で塗布してください。
  4. セスキ炭酸ソーダを少量ふりかけます。
  5. 歯ブラシでシミ部分を軽く叩き、漂白剤とセスキ炭酸ソーダが汚れと混じるようにします。
  6. ドライヤーをシミ部分にかけて、衣類の温度を上げます。衣類から10センチ程度離して、5秒~10秒程度でOKです。
  7. シミ汚れが取れたら、シミ部分にクエン酸水をスプレーして中和させます。
  8. 洗濯用中性洗剤で全体を手洗いもしくは洗濯機洗いして仕上げます。

※必ず最後にクエン酸で中和をさせましょう。残ったアルカリ成分で生地が固くなったり、衣類を傷めてしまうことがあります。
※水洗いできない製品、デリケートな衣類にはこの方法は使用できません。
※セスキ炭酸ソーダは漂白力を上げるため、通常の漂白剤では色落ちしない製品も色抜け・変色を起こすことがあります。必ず事前に目立たない場所でテストを行いましょう。
※高温のお湯で洗えない製品には、ドライヤーはかけられません。

 

おすすめ焼き肉のたれ専用シミ抜き剤


シミ抜き剤 あにはからんや 100ml

 ・実演販売士レジェンド松下が、TV、メディアで紹介し、注文の新しいシミ抜き剤「あにはからん」油性と水性のシミを同時に落とす。
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・容量100ml、成分有機溶剤、非イオン界面活性剤、乳化剤パッケージサイズ約、幅45×奥45×高さ180mm 

 

おわりに

焼き肉のタレのシミ抜きは、できるだけ早く行うことが大切です。シミが付いてから何日も経過していたり、洗濯機での洗浄+乾燥を繰り返している場合、衣類に色素と油分が定着してしまい、自宅でシミを落とすことが難しくなります。

また焼肉タレのシミを落とすには、自宅での対処の場合には洗浄力の強い食器洗剤やアルカリ性の漂白剤・セスキ炭酸ソーダ等を使う必要があります。そのため以下のような衣類の場合、衣類がダメになってしまう可能性が高いんです。

・シルク、カシミヤ等のデリケート素材
・刺繍部分、レース部分等にあるシミ
・草木染め、手染め等の染色製品
・皮革製品
着物等の高級製品

自宅でのシミ抜き方法でシミが取り切れない場合や、衣類へのダメージが心配な場合には、クリーニング専門店に早めに相談をしましょう。