簡単 染み抜き クリーニング方法

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シャツの襟の黄ばみ・襟汚れを落とす2つの染み抜き方法とは?

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「きちんと洗っているはずなのに、なんだかシャツの襟が黄色っぽい!」こんな「襟の黄ばみ」に悩んでいるという方、意外と多いのではないでしょうか。汗・皮脂汚れの付着によって起こる「黄ばみ」は、特に白いワイシャツ等では目立ちやすいもの。

また襟元は意外と人からよく見えているポイントでもあり、黄ばみをそのまま放置していると「だらしない人」「清潔感が無い人」と印象づいてしまう可能性も大です。

自宅でできるシミ抜き方法で、早めに襟汚れを落としておきましょう。今回は襟の黄ばみ・襟汚れに対処する2つの方法をご紹介していきます。

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1.キッチン用の洗剤で軽い襟汚れを落とす&黄ばみ予防にも!

「最近衿元の汚れが気になってきた」といった軽めの襟汚れの場合、ササッとシミ抜きができる便利な存在があります。それがいつも食器洗いに使っているキッチン用の洗剤です。

襟の黄ばみの元になるのは、汗に含まれる「皮脂」や「タンパク質」。キッチン用の洗剤は肉汁といったタンパク質汚れ・油汚れを分解するための界面活性剤が多く含まれているので、この手の汚れを落とすのはかなり得意なんですね。

用意するもの

・キッチン用洗剤(液体用濃縮タイプ)
・古い歯ブラシ
・タオル
・洗濯用洗剤

※この方法では水洗い・水での濯ぎが必要です。水洗いができない製品には使えませんので、洗濯表示をよく確認しましょう。
※素材・染色によっては、色落ち・色剥げ等が起きることがあります。洗剤の本格的な使用前に目立たない場所でチェックを行っておくことをおすすめします。

襟汚れ落としの手順

  1. 襟の汚れが気になる部分を軽く水で濡らしておきます。
    2)
  2. 襟の裏にタオルをあてておきます。
    3)
  3. 襟の汚れ・黄ばみが気になる部分に、キッチン用洗剤(原液)を付けて伸ばします。
    4)
  4. 古い歯ブラシで襟汚れの部分を軽く叩き、汚れを浮かせていきます。ゴシゴシと擦らないように気をつけましょう。
    5)
  5. 水で十分にすすぎ、汚れをチェックします。汚れ残りがある場合には、3)~4)をもう一度行います。
    6)
  6. 洗濯用洗剤を使って全体を手洗いもしくは洗濯機洗いして仕上げます。

キッチン用洗剤は、毎回の洗濯毎の「予洗い」として使うのもオススメです。汚れが目立つ前の「予洗い」として使うのであれば、洗濯機に入れる前にキッチン用洗剤を軽く衿元に塗って、ごく優しくもみ洗いをするだけでもOK!

タンパク質が繊維の中で凝固してしまう前に予洗いをすることで、襟の黄ばみをしっかりと予防してくれます。白ワイシャツを着ることが多いサラリーマンの方は、ぜひ予洗いの習慣をつけてみてくださいね。

 

2.粉末タイプの漂白剤で襟の黄ばみをスッキリ!

「キッチン用洗剤を使っても襟の黄ばみが落ちない」「軽く黒っぽく見えるくらい汚れている…」このような場合、繊維に残った汚れ(タンパク質)がかなり強く固まってしまっているため、一般的な洗剤だけで汚れを落とすのは難しいところ。こんな時にはタンパク質等を分解できる「漂白剤(酸素系漂白剤)」を使ってみましょう。

ちなみに「漂白剤」と言うと液体タイプを連想する人が多いですが、タンパク質・皮脂等を分解する力が強いのは「粉タイプの酸素系漂白剤」だって知っていましたか?ここではこの粉タイプ漂白剤を使用して、ガンコな襟汚れをキレイに落とす方法をご紹介します。

用意するもの

・キッチン用洗剤(液体タイプ)
・酸素系漂白剤(粉タイプのもの)
・洗濯用洗剤
・古い歯ブラシ
・タオル
・小皿等の容器

ウールシルク等の動物性製品、ホックやファスナー等の金属製製品がある衣類には粉タイプの酸素系漂白剤は使用できません。衣類の変質(縮み等)や金属の腐食・変色等が起こります。漂白剤製品の使用説明書と衣類の洗濯表示をよく確認しましょう。
※染色・素材によっては、色落ち・変色・褪色等が起きる可能性があります。大切な衣類は必ず事前に目立たない場所でテストを行いましょう。

襟の黄ばみの染み抜き手順

  1. 衣類の襟の裏側にはタオルをあてておきます。
  2. 小皿等の容器にキッチン用洗剤ティースプーン2杯、酸素系漂白剤ティースプーン1杯、水15ccを加えてよく混ぜます。(汚れの範囲が広く、液剤が足りない場合には材料を同比率で増やしてください)
  3. 古い歯ブラシに2)で作った溶液を付けて、襟汚れが気になる部分に塗り込んでいきます。
  4. 3分~5分程度放置して、水で濯いで汚れをチェックします。
  5. 汚れが落ちている場合には洗濯用洗剤を使って全体を手洗い、もしくは洗濯機洗いして仕上げます。

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・洗濯機に入れる前の洗濯機のえり・そでの汚れやシミ等に洗剤をつけて軽くブラッシングすれば、洗濯機で落ちやすくなります。
・毛先の細い特殊な毛を植毛してありますので、繊維の奥までしなやかに届き、繊維の傷みをおさえながら洗うことができます。
・適度な弾力のあるヘッド部と握りやすいグリップ形状で力を入れずに洗うことができます。

 

おわりに

粉タイプの漂白剤を使っても襟の黄ばみが落とせなかった…という場合、汚れが繊維の奥にまで食い込んでしまっているか、タンパク質汚れの堆積が酷く、家庭用製品では分解ができない可能性が高くなります。

このような場合、無理にご家庭で漂白を繰り返すのはおすすめできません。汚れが落ちきる前に生地が傷んでしまう可能性もあり、汚れが落ちても衣類の寿命を縮める結果となってしまいます。

「襟黄ばみが上手に落としきれなかった」という場合には、水洗いとドライクリーニングの両方を行っているクリーニング専門店に「黄ばみがある」ということを良い添えて相談をしてみましょう。

黄ばみの元であるタンパク質・皮脂汚れは、石油溶剤を使うドライクリーニングだけでは落としきれないことがあります。ウェットクリーニング(水洗い)も行う業者であれば、黄ばみに適したシミ抜きを行ってくれることでしょう。