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革靴にカビ!落とし方は?防止スプレーの選び方は?大事な3つのコツ

革靴にカビ

革靴にカビ

「玄関の靴箱を開けたら、革靴に白カビがびっしり…」「革靴がかび臭くて履けない!」…こんな革靴のカビトラブルを経験したことがある人、意外と多いのではないでしょうか?

革靴にカビが生える原因には様々なものがありますが、どの場合にも大切なのは「できるだけ早くカビ取りの対処をする」ということ。

少しでも革靴にカビ臭いニオイを感じたらカビの生え初めのサインですから、早めに正しい対処をしましょう。

ここでは革靴でやってはいけないカビ取り方法や、正しい対処法、カビ防止スプレーの選び方等を詳しく解説していきます。

1.革靴のカビ、NGの取り方とは

まずは革靴のカビ取り方法の中で、ついついやってしまいがちな「失敗」「NGの方法」について紹介します。「カビを取りたい!」と焦っても、絶対に次の方法では革靴のカビ取りをしないようにしましょう。

カビた革靴に水洗いはNG

「革靴も洗えばキレイになるのでは…」と水洗いをしたくなる人も多いはず。でもカビの靴には水洗いはNG!靴に使えるサドルソープ等の石鹸もありますが、残念ながらカビ取りの場合には不適格です。

カビは水洗いをするだけでは根絶することができません。また水洗いをして皮革内に残った水分によって、さらにカビ菌が増殖してしまうこともあります。

革靴にカビキラーはダメ?

「カビと言えば…」ということで、お風呂用・キッチン用などんカビスプレー(カビ防止スプレー)を使いたくなる人も居るはず。製品名で言うと、「カビキラー」等を思い浮かべる人が多いことでしょう。

しかしこのようなお風呂のタイルやキッチンのカビを駆除するタイプの除菌スプレー・カビ防止スプレーは、革靴などの皮革類には使うことができません。

含まれる成分の中に脱色作用の強い「塩素系」の成分があり、これによってスプレーした部分の色が抜けて変色してしまうのです。

風呂用カビスプレーで変色してしまった革靴は、専門店でも色を元に戻すことができません。

アルコールやエタノールもNG

アルコールやエタノール等も使うのは避けましょう。これらも皮革を変色させたり、必要以上に革を乾燥させて変質させてしまう恐れがあります。

またアルコール類には一定の除菌効果がありますが、「カビ菌」に対する防カビ効果は長くは持続しません。

ウェットティッシュ類も使わない

除菌ウェットティッシュ、掃除用のペーパー等を使うのもNG。これらの中にはアルコール類や界面活性剤等が多く含まれているため、革靴にダメージを与えてしまう恐れがあります。

 

2.正しい革靴のカビ取り方法とは?

では、革靴にカビを見つけたらどうしたら良いのでしょうか?

革靴のカビ防止スプレーを選ぼう!

まず用意をしたいのが、革靴用のカビ防止スプレーです。「革靴にカビが生えた」ということは、原因として「保管場所の湿度が高い」といった環境的な問題が考えられます。防止スプレーをきちんとかけておかないと、カビを取り除いても何度もカビが発生してしまう可能性も考えられるのです。

大切な革靴をダメにしないために、きちんとしたカビ防止スプレーを選びましょう。カビ防止スプレーを選ぶ際には、以下のポイントを必ずチェックすることが大切です。

1)皮革専用であること:皮革製品は、「カビも生えやすいが過度に乾燥するのもNG」「スプレーによって呼吸ができなくなるとNG」といった特徴を持っています。そのため布製品や木製品には使えるカビ用スプレーでも、革製品には使えないといった製品が珍しくありません。革靴のカビ対策には、必ず「皮革専用」のカビ防止スプレーを選びましょう。

2)「カビ菌を除去・防止する」と明記されていること:「除菌スプレー」と書いてあるだけではNG。「除菌」だけですと、例えば靴の中の嫌なニオイを発生させる菌の増殖を抑えるだけ…といったものもたくさんあります。除去・防止作用に「カビ菌」とハッキリ書いてあるか確認しましょう。

3)塩素が入っていないこと:皮革専用の製品であればほぼ大丈夫と思いますが、海外製品等だと稀に塩素系の成分が紛れていることもあるようです。十分に注意して確認しておきましょう。

「皮革用のカビ防止スプレーにも色々あって迷う…」という場合には、おすすめ製品として靴クリームの老舗メーカーである『モウブレイ』のモールドクリーナーを挙げておきます。

天然成分であるヨード(有機ヨード成分)を使用したカビ防止剤で、しっかりと除菌をしながら安心して使える点が魅力。

高級シューズメンテナンス店等でも使われるクオリティの高い製品です。やや値段が高いですが、納得のいくクオリティと言えるでしょう。

 


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革靴・革製品のカビ取り方法

では実際にどのように革靴のカビ取りをするのか、用意するものや手順を見てみましょう。ここでは、上でおすすめした『モウブレイ』のモールドクリーナーを例として使ってみます。

用意するもの

・皮革用カビ防止スプレー (モウブレイ モールドクリーナー)
・ボロ布(捨てても良いもの)数枚
・綿棒
・マスク
・ビニール袋
・新聞紙
・通常の靴メンテナンス製品一式(靴用クリーム、靴ブラシ、防水スプレー等)

カビ取りの手順

  1. 作業前に必ずマスクをしておきます。作業は屋外または風通しの良い場所で行います。
  2. ボロ布で革靴の表面を拭くようにしながら、表面のカビを落としていきます。何回か拭いて汚れたら、どんどん新しい布に取り替えます。使った布はビニール袋にすぐに入れて、最後に捨てます。
  3. ベルト周辺、飾りの部分などの細かな部分は綿棒で拭き取るようにしてカビを取ります。この際も、綿棒はどんどん取り替えましょう。
  4. カビ防止用のスプレーを靴全体にしっかりスプレーします。
  5. 新聞紙を丸めてシューキーパー代わりに靴の中に入れ、靴の形を整えます。
  6. ベランダ・庭等の直射日光の当たらない風通しの良い場所で「陰干し」をします。陰干しは1週間以上行います。(途中で雨が降ったり湿度が高い場合には室内に取り込みます)
  7. 十分に乾燥させたことを確認したら、靴用クリーム・ブラシで通常のお手入れを行って仕上げます。「雨の日にも革靴を履く」という方は、今後のカビ防止のために防水スプレーもかけて仕上げましょう。

 

3.家では取れない革靴のカビもある?

革靴に生えたカビは、一般的には上記の方法でほとんど目立たなくすることができます。しかしカビの生え方や種類によっては、自宅でのケアでは革靴のカビが取り切れない場合も。以下のような場合には、早めに専門店に相談をしたほうが良いでしょう。

スエード・ヌバックのカビは取り切れない

スエードやヌバック等の起毛製品の場合、毛の奥深くにカビ菌が入り込んでしまっています。一般的なブラッシングなどだけではカビ菌を取り除くことができないため、早いペースでカビ被害が再発してしまうでしょう。

靴メンテナンス・皮革クリーニング専門店等で、早めにカビ取りクリーニングをしてもらうことをおすすめします。

皮革の色が変わっている

薄い色の革の色が黒・青等になっている、カビが赤やオレンジ等のシミのように見える…このような「カビによるシミ」は、長年のカビの生息で皮革の一部が変色してしまっている可能性があります。革靴の皮革が変色を起こしている場合には、自宅での「カビ取り」だけでは靴を元の状態に戻せません。

靴メンテナンス・皮革クリーニング専門店等でカビ取りクリーニングをしてもらうのに加え、染色補正等で変色部分をカバーしてもらうことを相談してみましょう。

 

おわりに

革靴のカビ取り方法についての3つのポイントはいかがでしたか?玄関の靴箱の中にカビが生えた靴を見つけたら、玄関にある全ての靴がカビ菌に汚染されている恐れがあります。

まだカビが生えていない靴にもしっかりカビ防止スプレーをかけ、予防をすることも大切です。また靴箱・下駄箱は定期的に換気して、湿気をこもらせないようにしましょう。靴の保管の仕方を見直すことも、革靴のカビ防止対策の1つになりますよ。

 

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