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布団の黄ばみの落とし方は?洗えない時は?2種類のシミ抜き法を徹底解説

布団

「布団カバーを取ったら黄ばみがすごい…」「洗えないふとんの黄ばみはどうしよう」と悩んでいませんか?ふとんの黄ばみは放置しておくとますますひどくなってしまいます。変色やニオイがキツくなる前に、早めに正しい対処をしておきましょう。

ここではふとんの黄ばみの落とし方を「洗えるふとん」「洗えないふとん」の2種類に分けて詳しく解説していきます。

布団に黄ばみができるのはなぜ?

ふとんの黄ばみ落としに入る前に、そもそも布団に黄ばみができるのはなぜなのか、その理由を知っておきましょう。

ふとんの黄ばみの主な原因はズバリ「汗」です。人間は眠っている間に、コップ1杯~2杯程度の寝汗をかきます。汗の量が多かったり、汗取り用のパッドなどをあてていない場合には、その寝汗はカバーを通してふとんにもしっかり染み込んでいきます。

ふとんを干していなかったり、敷ふとんの上に掛ふとんを置きっぱなしにしていることが多いと、汗の水分やミネラル分・皮脂成分はそのままふとんの中に残ることに。

蓄積した塩分・ミネラル分は、時間が経つごとに黄色っぽいシミ(黄ばみ)に変わっていくのです。

 

1.洗えるふとんの黄ばみの落とし方

水溶性である汗汚れを落とすには、水洗いをするのが一番です。ふとんの洗濯表示をチェックして、水洗いに対応しているかどうか確認してみましょう。

洗えるふとんの場合には、できるだけ早く黄ばみの洗濯・シミ抜きを行います。なおご家庭では洗濯機でふとん全体を洗うのが難しいので、ここではお風呂等で一部分を洗う方法をご紹介します。

用意するもの

  • 洗濯用洗剤(酵素入りのものがおすすめ)
  • 酸素系漂白剤(粉末タイプがおすすめ)
  • ふとんばさみ
  • ふとんたたき
  • 布団乾燥機(あれば)

※布団の洗濯後には二日間以上の自然乾燥が必要です。作業には、天気の良い日が続く時を選びましょう。

布団の黄ばみの落とし方手順

  1. ふとんは外カバーを外しておきます。
  2. 浴槽に50℃~60℃の高温のお湯を張ります。
  3. 適量の洗濯用洗剤を入れてから、酸素系漂白剤も加えます。使用量はパッケージの説明書の通りでOKです。
  4. ふとんを入れて漬け込みます。全体を漬け込むと重くなってしまうので、汚れが気になる部分だけで大丈夫です。
  5. 60分~100分くらい放置します。フタができるのであれば、浴槽フタでフタをしておくとお湯の温度が冷めにくくなり、漂白剤のパワーが落ちないので理想的です。
  6. ふとんを浴槽から洗い場に出して、汚れが気になる部分を足で踏むようにして押し洗いします。
  7. 浴槽にきれいな水をはって、汚れのあった部分を漬け、足で踏むようにしてすすぎます。
  8. 水を取り替えながら、何度かすすぎを繰り返します。
  9. 足で押すようにしながら、ふとんの水分を絞るように押し出します。
  10. ふとんを浴槽のフチにかけて、2時間くらい放置します。水分をできるだけ落として、動かしやすくします。
  11. 水がキレたら風通しの良い場所で一日干します。途中でふとんたたき等で軽く叩き、形を整えましょう。
  12. 裏返して、さらに一日~二日干し続け、内側までしっかりと乾燥させます。夜干しで湿りそうな場合には布団乾燥機も併用しましょう。

注意点

※すすぎはしっかりと行いましょう。洗剤の成分がふとんに残ってしまうと、その成分によって別の黄ばみができる可能性があります。
※ふとんの表面が乾いただけでふとんを取り込まないでください。ふとんの内側に水分が残っていると、ふとんがカビたり、変質する可能性があります。

 

2.洗えないふとんの黄ばみの落とし方

ふとんの内綿の種類によっては、ご家庭で水洗いができない場合もありますよね。このような洗えない布団の黄ばみは専門のクリーニング店で落とすのが一番ですが、表面だけの軽い黄ばみであれば「拭き取り方法」で対処することもできます。

用意するもの

  • 中性の洗濯用洗剤(液体タイプ)
  • 酸素系漂白剤
  • タオル 4~5枚
  • バケツまたは洗面器
  • ふとんばさみ

布団の黄ばみの落とし方の手順

  1. バケツまたは洗面器に40℃~50℃のお湯を入れて固く絞ります。
  2. ふとんの黄ばみの部分を、1)のタオルでトントンと叩くようにしながら拭いていきます。
  3. バケツに再度50℃のお湯を入れ、中性洗剤と酸素系漂白剤を適量溶かします。
  4. タオルを3)の洗濯液に漬け込み、固く絞ります。
  5. 黄ばみの部分を4)のタオルで叩くように拭いていき、洗浄液を黄ばみに塗り拡げます。ビショビショに濡らさないようにしましょう。
  6. そのまま15分~30分程度放置しておきます。
  7. もう一度40℃~50℃のお湯でおしぼりを作り、きばみの部分をトントンと叩いて、洗剤の成分を取ります。
  8. タオルをかえて、再度おしぼりを作り、洗剤の成分をしっかり取り除きます。
  9. 乾いたタオルで濡らした部分を叩き、水分を取ります。
  10. 風通しの良い場所にふとんを干して、1日~2日乾燥させます。

注意点

※お湯や洗浄液に漬けたタオルは固くしっかりと絞ってから作業を行いましょう。水分が多いとふとんが濡れすぎて、変質を起こす恐れがあります。
※金属染料等の特殊染料を使ったふとんには酸素系漂白剤は使えません。変色・変質の原因になります。

 

ふとんの黄ばみを予防しよう

布団の黄ばみの落とし方で一度キレイな状態になっても、今後も寝方がそのままでは黄ばみがまた付いてしまいます。ふとんをいつもきれいな状態にしておけるように、黄ばみを予防する対策も行っておきましょう。

洗えるベッドパッドをあてる


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洗えるベッドパッドを敷ふとんと組み合わせて使うと、ふとんの長持ち度がグッとアップします。薄手のパッドであれば洗濯機で洗うことができるので、お手入れもラクチン。月1~2回のペースでパッドの洗濯をしておけば、黄ばみの心配はほぼ要らなくなります。

特に汗かきさんや小さなお子さんの場合には、パッドの使用がおすすめです。

こまめに布団を干す


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布団の中に汗の水分が残っている時ほど、黄ばみが起こりやすくなります。こまめに布団を干して、汗の水分を飛ばすようにしましょう。外干しが難しい場合には、布団乾燥機を使うのも手です。

布団干しの前に蒸しタオルでケアを

布団を日干しする前に、レンジで作った蒸しタオルで黄ばみができやすい場所をトントンと叩いておくのも良い手です。表面の皮脂汚れやミネラル成分などをこまめに取り除いておくことで、黄ばみを作りにくくできます。

万年布団はNG

ふとんを敷きっぱなしにする「万年布団」をしていませんか?

敷ふとんの上に掛ふとんや毛布をかけたままの「万年布団」をしていると、汗の水分が蒸発せず、黄ばみが作られやすくなります。

どうしても敷いて置きたい時は掛け布団などは取り除いて、敷ふとんが自然と乾燥できるようにしておきましょう。

 

おわりに

ふとんの黄ばみは放っておくと徐々に濃いシミになり、最終的には茶色い目立つ変色へと進化してしまいます。「家での対処では黄ばみが取り切れないかも」と思ったら、早めにふとんが洗えるクリーニングに相談をしましょう。

最近では自宅から宅配便で荷物を送れる「宅配クリーニング」でも、ふとん丸洗いができる業者が増えています。「ふとんを家で洗うのが難しいかも」と思ったときには、こんなサービスを使ってみるのも手ですよ。

 

【全国対応】宅配ふとんクリーニング店 👀

リスナビ

あの、おせっかい宅配クリーニングの【リスナビ】さんが、ふとん宅配クリーニングも始めたようですので紹介します。各社の人気ランキング1位も獲得しているようです。

ふとん宅配クリーニング【リスナビ】 https://rinavis.com/s/futon.html

 

洗える布団】

  • 羽毛布団(掛け敷き)
  • 羊毛布団(掛け敷き)
  • 綿わた布団(掛け敷き)
  • こたつ布団(掛け敷き)

 

洗えない布団

  • マットレス
  • ムートン素材
  • 本革使用の布団
  • ノンキルト
  • 汚れ・臭いがひどいもの
  • 破れ・穴があるもの

料金

公式サイト