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洗濯物が臭い…3つの原因と対策方法を徹底解説

洗濯物からイヤな臭い

洗濯物からイヤな臭い

「ちゃんと洗濯したはずなのに、洗濯物からイヤな臭いがする…」こんな経験ありませんか?洗濯物がくさくなる理由には、大きく分けて3つの原因があります。キチンと原因を突き止めて、クサイ洗濯物ができないように対策をしましょう!

ここではクサイ洗濯物ができてしまう主な原因と対策、そしてニオイが付いてしまった洗濯物の消臭方法についてもご紹介していきます。

洗濯物がクサイ原因と対処法

タオルやTシャツ等の洗濯物がくさくなる理由は、衣類の繊維の中に「雑菌」が大量に繁殖してしまっているためです。

雑菌が付く原因、増える原因を突き止めて、洗濯物が臭い状態が生まれないようにしましょう。

1.洗濯槽のカビ・汚れを取ろう!

「洗濯物がくさい」と悩んでいる方のお家でもっとも多く見られる原因が、「洗濯機の洗濯槽が汚れている」というものです。

洗濯槽はのぞきこんだ時には内側部分しか見えませんが、その外側には黒カビや脂肪カス等が溜まってしまいがち。また一度洗濯槽用の洗浄剤等を使って処理をしても、大体6ヶ月程度のペースで黒カビ類や水垢が再度発生します。

「この半年以上、洗濯槽洗浄をしていない」という場合、洗濯物がくさい理由は洗濯機にあると考えて良いでしょう。

酸素系漂白剤で洗濯槽をキレイに!

洗濯槽洗浄には専用の洗剤を使ってももちろんOK。でも粉タイプの酸素系漂白剤であれば、洗濯槽掃除以外のお洗濯や排水溝掃除にも使えるので経済的です。

  1. 洗濯機に50℃~60℃のお湯を張ります。
  2. 酸素系漂白剤200gを投入します。
    (※製品により更に量が必要になる場合があります)
  3. 3~4時間程度放置して、汚れを浮かせます。
  4. 洗濯ネット等を使って、浮いてきた汚れカスを取り除きます。
  5. 通常どおりの洗濯コースを2回程度繰り返し、汚れを流します。
酸素系漂白剤で洗濯槽のカビ取り!YouTube動画


「過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)」で洗濯槽のカビ取りをしてみました。(短編)(Sodium percarbonate)

 

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2.衣類の「生乾き」を防止しよう!

洗濯機は問題ないけれど、それでも衣類がニオイやすい…もしかして「部屋干し」をしていませんか?

部屋干しで匂いが気になる場合、それは衣類が乾くまでに時間がかかってしまっている可能性が大。

室内では空気がなかなか動かず、濡れている状態が長いために雑菌が繁殖してしまうのです。

冬でも「扇風機」を使おう

室内乾燥機がなくても、衣類は「」をあてるだけで通常より早く乾かすことができます。こんな時に活躍してくれるのが「扇風機」や「サーキュレーター」です。

何枚もの衣類を早く乾かしたい場合には、衣類を干した下側に扇風機を置いて「下」から風をあてるようにしてみましょう。衣類の中の空気循環が早くなり、乾燥までの時間W短縮できます。

3.「残り湯」を使っていませんか?

特に梅雨時・夏場になると洗濯物が匂いやすい…そんな場合に考えられるのが「残り湯」の使用です。お風呂の浴槽で使ったお湯を、洗濯に使用していないでしょうか?

残り湯はエコという面では良いのですが、季節や使い方によっては雑菌を繁殖させる大きな原因となります。

特に以下のような場合、洗濯物がくさい理由は「残り湯」であると考えた方が良いかもしれません。

残り湯で雑菌繁殖しやすい例
1)洗濯にもすすぎにも残り湯を使用している
2)前日の残り湯を使っている
3)無添加系洗剤・石けんのみを使っている
4)夏場・梅雨時にも残り湯を使っている
残り湯使用はポイントを押さえて

洗濯物の匂いがかなり気になっている場合には、残り湯の使用は避けた方が無難。でも「どうしても残り湯で洗濯をしたい!」という場合には、以下のような注意点を必ず守りましょう。

【すすぎには必ず真水を】
すすぎにまで残り湯を使っていると、付いた雑菌が一切落ちません。すすぎには必ず真水(水道水)を使うようにしてください。またすすぎ回数は1回ではNG!残り湯使用の洗濯の場合には、真水で2回はすすいだ方が良いです。

【残り湯は入浴後1時間以内に使用】
お湯の中の雑菌は恐るべきスピードで繁殖していきます。残り湯を洗濯に使う場合は、家族全員がお風呂に入った直後のお湯を使うのが理想的です。数時間以上時間が経過している残り湯は洗濯に使うのは止めましょう。

【除菌力のある洗剤を使う】
入浴後のお湯は、そもそもが菌が繁殖しやすい状態です。そのため洗濯に使用する洗剤が無添加系等の殺菌力・除菌力が弱い無添加系等だと、一気に菌が繁殖してしまいます。

残り湯で洗濯をする場合には、抗菌タイプの合成洗剤を使うか、酸素系漂白剤を適量加えるようにしましょう。

【気温25℃以上・湿度が高い日は残り湯NG】
気温が25度を越える「夏日」、ならびに湿度が高い「梅雨」の時期は、雑菌の繁殖スピードが非常に高くなる季節です。この時期はいくら合成洗剤等で菌の繁殖を抑えても、ほんの少しの菌が生息しているだけで洗濯物が匂いやすくなります。

残念ですが梅雨と夏の時期には「残り湯」の使用は控えた方が無難です。

 

臭い洗濯物のニオイを取るには?

長いこと洗濯槽が汚れていたり、生乾きの状態が繰り返されていると、衣類の中には大量の雑菌が溜め込まれていることになります。

こうなると、一度乾燥させただけでは匂いを取りれないことも。濡れるたびに雑菌によるイヤな匂いが発生して「くさい洋服」「くさいタオル」となるケースがあります。こんな時には以下のような方法で洗濯物の臭いを取りましょう。

煮沸消毒をする

繊維の中に生息している雑菌を殺すには、高温を与え続けるのが一番です。カンタンに高温で消毒できる方法が、「煮る」というもの。煮沸消毒(しゃふつ・しょうどく)と言います。

  1. 大きな鍋にお湯を沸かします。
  2. 沸騰したら衣類を鍋に入れます。
  3. 衣類全体がお湯に浸かるようにします。
  4. 弱火~中火で沸騰を維持し、5分~10分程度は煮ます。
  5. そのまましばらく放置しておきます。
  6. 触れる程度になったら洗濯機で脱水します。
  7. よく乾燥させて仕上げます。室内干しではなく日光に当てるのがおすすめです。

漂白剤で除菌する

「タオル等が大きすぎて鍋に入り切らない」という場合、酸素系漂白剤を使って除菌をするのも手です。洗面器やバケツ等の衣類が漬けられる容器、または浴槽等を使っても衣類の除菌ができます。

  1. 容器に50℃~60℃のお湯を張ります。
  2. 粉タイプの酸素系漂白剤を適量入れます。
  3. 衣類を漬け込みます。
  4. 30分~1時間程度放置します。
  5. 洗濯機と洗剤で、通常通り洗濯をして仕上げます。

※使用量は製品によって異なります。製品裏の使用説明書を確認しましょう。
※天然染色製品やデリケート製品には酸素系漂白剤は使用できません。衣類の洗濯表示と酸素系漂白剤の使用説明書をよくチェックしてください。
※ジッパーやボタン等、金属が付いている製品は変色するため、酸素系漂白剤が使えません。

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ガス乾燥機を使う

「くさい洗濯物が何枚もあるから、一枚ずつ対策するのは大変!」そんな時にはコインランドリーの乾燥機を使うことをおすすめします。

コインランドリーのガス乾燥機では衣類を高温乾燥させるので、繊維の中の雑菌をまとめて殺菌してくれるのです。

コインランドリーの乾燥機の料金は使用時間で決まり、8~10分程度なら100円~150円前後となっています。すでに乾燥している衣類なら、20分~30分程度高温をあてれば概ね十分ですが、一度乾燥機から出して匂いの状態をチェックしてみることをおすすめします。

タンブル乾燥 マーク

タンブル乾燥 マーク

なお洗濯表示で「タンブラー乾燥不可」となっているものは、乾燥機の使用ができませんのでご注意ください。

 

おわりに

洗濯物がくさい時の原因と対策はいかがだったでしょうか?近年では「洗濯物が臭いから」と洗剤や柔軟剤の量を過剰に増やしてしまい、余計に洗濯物を臭くしているケースも多いようです。多すぎる洗剤は洗剤カスを増やし、かえって衣類を臭くさせてしまいます。

洗剤や柔軟剤の量が水の量に合っているかどうかも、きちんとチェックすることが大切です。