簡単 染み抜き クリーニング方法

食べ物、飲み物、調味料、化粧品からインクなど染み抜きやクリーニングお手入れなどの方法を、自分で!自宅で!出来る方法を分かりやすくご紹介しています!

手軽にできるトマト系ケチャップの染み抜き方法

トマト系ケチャップ

オムライスにナポリタン等、子供も大好きな洋食には欠かせない調味料であるケチャップ。でもケチャップは一度洋服にこぼしてしまうと、トマトの色味成分が残る「困ったシミ」になりがちです。

こすったり水洗いをする前に、お家にあるものでサッと染み抜きをしてしまいましょう!

食器用洗剤が大活躍!

 ふだん食器洗いに使っている洗剤が、ケチャップのシミに役立ってくれます。

用意するもの

・食器用洗剤(中性のもの)
・ティッシュ
・タオル2枚

染み抜き手順

1)まずはシミの部分にティッシュを当てて、ケチャップの水分を軽く吸い取ります。この時にゴシゴシこすったり、強く叩くのはNG。あくまでも軽く行いましょう。

2)乾いたタオルをシミの裏側にあて、表側から食器用の中性洗剤をシミ部分に垂らします。食器用洗剤にはケチャップ等の食材汚れを溶かしだす成分が入っており、繊維に入り込んだ汚れを浮かしだしてくれます。

3)もう一枚のタオルをお湯で濡らして絞り、シミの部分を軽く叩くようにしながら汚れを取っていきます。
こちらも1)と同様に、軽くポンポンと叩くのがコツです。
ケチャップ汚れは水溶性のシミ(水で溶かし出せるタイプのシミ)であるため、お湯を使うことでより汚れが落ちやすくなります。

4)ケチャップの薄赤い色が落ちたら、シミ抜きは完了。
通常どおりの洗濯で仕上げます。

【注意点】

天然成分による染色や濃い色の布地の場合、色落ちを起こす可能性があります。
事前に洋服の目立たない箇所で色落ちテストを行った方が安心です。

 

デリケートな素材には「自家製シミ取り棒」!

柔らかい素材・毛羽立ちやすい素材等の場合、「タオルで叩く」というシミの抜き方が生地へのダメージとなる危険性もあります。
こんな時には、家にあるもので「シミ取り専用の棒」を作ってシミ抜きをしてみましょう。

用意するもの

・割り箸
・ガーゼ(無い場合には薄いフキンでもOK)
・化粧用コットン
・輪ゴム

作業手順

1)ガーゼは15センチ程度の正方形になるように、畳んでおきます。

2)割り箸の先に化粧用コットンをあてて、上からガーゼでくるみます。

3)くるんだ部分を輪ゴムでまとめます。
てるてる坊主を作るような要領です。

上記でご紹介した「食器用洗剤でのシミ取り」手順3でのタオルでの叩き取りを、この「シミ取り専用の棒」で行ってみましょう。タオルで叩くよりも軽いタッチで汚れを吸ってくれるので、生地を傷めずにシミ取りができます。

ケチャップシミ抜きは「広げない、汚れを繊維の奥へ押し込まない」が何より大切!
ゴシゴシとこすったり強く叩き込むと、汚れが繊維の奥に入り込んでしまいます。
「軽く吸い取る」を意識しながら、シミ取りをしてみてくださいね。

 

おわりに

ケチャップ汚れは水溶性。そのため手早く対処すれば、シミ抜きは比較的カンタンです。反対にシミに気づかず通常洗濯を繰り返した場合、成分が繊維に吸着してしまい、シミが抜けにくくなる傾向もあります。

また「どうしても落ちない…」という場合には酸素系の漂白剤を使用しますが、素材によっては「色抜け・色褪せ」を起こしてしまう可能性があるのが問題です。


天然染め・濃い色・色柄もの、デリケートな素材等の衣類の場合には、専門のクリーニング店に「ケチャップシミ」である旨を伝えて依頼をした方が良いでしょう。

 

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