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簡単 染み抜き 方法

食べ物、飲み物、調味料、化粧品からインクなど染み抜きの方法を自分で、自宅で出来る方法をご紹介!

泥ハネ・黒ずみの強い味方!「洗濯石けん」を使った染み抜き方法とは?

固形の洗濯石けんは、昔ながらの洗濯アイテム。でも現在では「洗濯用洗剤」というと粉タイプ(顆粒タイプ)や液体タイプが主流で、「固形石けんは持っていない」という人も多いのではないでしょうか?ところがこの固形の洗濯石けん、日常でよく起こる染み抜き・汚れ取りに大活躍してくれるアイテムなんです。ここでは固形の洗濯石けんを使った染み抜き方法について詳しく解説していきます。

 

洗濯石けんが活躍するシミって?

繊維を汚れから落とすのが石鹸成分の役目。液状タイプでは石鹸成分として脂肪酸カリウム、固形石けんには脂肪酸ナトリウムが使用されています。ところが液状の場合、石鹸成分が入っているのは全体の3割以下。これ以上石鹸成分を増やすと液体の粘度が上がり溶けが悪くなるので、多くが水で構成されているんです。


これに対して、固形洗濯石けんは石鹸成分(脂肪酸ナトリウム)を95~98%近く使用しています。石鹸成分(洗浄力)が強い分、以下のようなガンコなシミにも効果を発揮してくれるのです。

・泥ハネ/泥汚れ
・靴下の黒ずみ
・墨汁汚れ
・襟元の汗・皮脂汚れ

 

洗濯石けんを使った染み抜き方法

  1. 汚れのある箇所を濡らします。お湯使用が可能な衣類である場合には、35℃~37℃のぬるま湯を使用すると効果的です。
  2. 固形の洗濯石けんの断面を直接汚れに付けて、何度か塗り込みます。
  3. 使い古しの歯ブラシで軽く叩くように汚れを落としていきます。汚れ範囲が広い場合には、洗濯用ブラシを使用するのがおすすめ。
  4. 綿・麻等の素材で厚い丈夫な衣類であれば、最後に揉み洗いをします。
  5. 水もしくはぬるま湯でシミ部分を濯ぎ、状態をチェックします。汚れが残っている場合には、2)~4)を再度繰り返してください。
  6. 汚れが目立たなくなったら、洗濯機もしくは手洗いで全体を仕上げ洗いして終了です。

 

洗濯石けん使用時の注意事項

●事前に変色・耐久テストを行う
固形石鹸の染み抜きではブラシ洗いやもみ洗いを行うため、生地によっては色剥げ・変色等が起こる可能性があります。事前に目立たない場所を同様に洗い、色落ち・色剥げ・変色が無いかを確認しておくと安心です。

●蛍光剤配合石けんに注意
蛍光剤配合の洗濯石けんは、衣類を真っ白に仕上げるのに適しています。そのためユニフォーム、白い靴下、布巾といったものであれば蛍光剤配合型はピッタリです。
反面、生成り色・薄いピンク・薄いグレー・薄い水色と言った淡い色合いの素材は、蛍光剤によって風合いが変わったり、白っぽく変色する可能性があります。特に綿・麻素材、レーヨン素材の場合には注意が必要です。必ず変色テストを目立たない場所で行ってください。

 

洗濯石けんのメリット

●低コスト
洗濯用石けん(固形石鹸)はスーパーや薬局・ドラッグストア等では1個100円以下で売られていることも珍しくありません。非常に安価で手軽に購入できます。
また洗浄力が強い分、少量の使用でもOK。
コストパフォーマンス抜群の存在と言えるでしょう。

●やや低刺激
液体石けんの石鹸成分である脂肪酸カリウムに比較して、固形石鹸に含まれる脂肪酸ナトリウムは肌に対する作用は少なめです。
手に穏やかな洗濯・染み抜きをしたい人には嬉しいポイントですね。
ただ石けんの配合内容(配合成分)によっては肌作用が強いものもありますので、その点にはご注意ください。

 

洗濯石けんのデメリット

●水洗いが必要
洗濯石けんでの染み抜きには石けんを付ける前に水で濡らす工程と、洗濯後の水・お湯での濯ぎの工程が必要です。石けん成分が残った状態だと繊維の変色・変質を起こす可能性があります。
ドライマークが付いた衣類、洗濯表示で水洗い不可表示がある衣類には洗濯石けんは使用できません。

●摩擦に弱い繊維には不向き
固形の洗濯石けんは水への溶けが液状石けんに比べて劣るため、水を加えてからブラシ等で丁寧に泡立たせていく必要があります。また石鹸成分で汚れを落とすには、もみ洗い・ブラシ洗い等で繊維を軽く擦っていくことになります。そのため摩擦に弱いデリケートな素材は、固形洗濯石けんでの染み抜きには向いていません。

 

おわりに

 洗濯石けんは子どもの白い体操服・ユニフォーム・靴下といった泥汚れ・皮脂汚れが目立つ衣類に対してとても役立ってくれるアイテムです。
対してブラシ・もみ洗いといった選択工程で生地への負担をかけることから、絹(シルク)やカシミヤといった高級素材・薄い素材・デリケートな衣類の場合、生地にダメージが生まれる可能性があるため、あまりおすすめできません。
原則としては「普段の洗濯の時に洗濯機でそのまま洗えているかどうか」を目安とすると良いでしょう。

なお墨汁汚れは綿・麻等の植物繊維の生地の場合には強く染色をしてしまうため、石けん成分のみでは落としきれない場合があります。また時間が経った汚れに対しては石けんでは繊維から汚れを剥がしきれないことが増えるため、早めに対処をすることが大切です。