簡単 染み抜き 方法

食べ物、飲み物、調味料、化粧品からインクなど染み抜きの方法を自分で、自宅で出来る方法をご紹介!

機械油の汚れの落とし方とは?意外なものがシミ抜きに活躍!

f:id:curininngu:20141124173533j:plain

自転車の整備をしたり、車の手入れをする時には欠かせない機械油(きかいゆ)。でも作業中に誤って機械油を洋服に付けてしまうと、とてもガンコなシミになってしまうのが困りものですね。作業用の服の黒い油汚れがまったく落ちず、「これ、捨てるしかないの!?」と頭を抱えている…という人も多いのではないでしょうか。実は機械油の汚れは、自宅にある意外なもので落としやすくなるんです。

早めにシミ抜き対策をすることで、作業着もキレイな状態を保てるんですよ。今回は機械油のシミ・汚れの落とし方について、詳しく解説をしていきます。

?

 

機械油の汚れは「クレンジングオイル」で浮かせる

機械油の汚れは、水には溶けず油に溶ける「油溶性」のシミです。いきなり洗剤を使うよりも、一度扱いやすい油を溶剤にして溶かしてしまったほうが、汚れが取れやすくなるんですね。ガンコな油汚れを溶かし出す溶剤としては、「ベンジン」がよく知られています。

しかしベンジンは可燃性で、なおかつ揮発性の高い石油溶剤。家の中で作業をするとベンジンの成分がどんどん飛んでしまいますし、作業中には調理や暖房を付けることもできません。小さなお子さんが居るご家庭やペットの居るご家庭では、扱うのが難しい製品です。「シミ抜きのためにわざわざベンジンを買うのはちょっと…」という人も多いことでしょう。

そこで二番手としてオススメなのが、お家にある「クレンジングオイル」なんです。クレンジングオイルは「オイル」という名前の通り、その基材はほとんどが油。更に汚れを浮かび上がらせる界面活性剤をたくさん含んでいるので、シミ抜きにはピッタリというわけなんですね。またベンジンのように取扱いが難しいということもありません。色落ち・色剥げが起きる心配も少なめという、かなり理想的な溶剤なんですよ。

コンビニやドラッグストアで気軽に買える、100円均一でも売っている…という気安さも、クレンジングオイルの魅力ですね。

 

 

残った汚れは「キッチン用洗剤」でサッパリ落とす

クレンジングオイルを使って浮かび上がらせた汚れを取り去るには、油汚れに強い界面活性剤を使うことが大切。そのため、クリーニング店では油対策用の界面活性剤を加えた、作業着専用の洗剤を使用しています。でもご自宅での洗濯の場合、作業着用洗剤をわざわざ買いたくないところですよね。

ここで活躍してくれるのが、ふだん食器洗いに使っているキッチン用洗剤です。食器用の洗剤は、揚げ物やカレーミートソースといったベトベトの油汚れをサッパリと落とすために、油を分離させるための界面活性剤が多く含まれています。通常の石鹸や洗剤では落とせない油汚れも、キッチン用洗剤ならスルッと落としやすいんです。

 

 

クレンジングオイル+台所洗剤での機械油シミ抜き方法

では、シミ抜きに使うものや実際の手順を見ていきましょう。

【用意するもの】

・キッチン洗剤(液体タイプ)
・クレンジングオイル
・使い古しの歯ブラシ
・洗濯用洗剤
・ポットか鍋
・洗面器かバケツ
・ゴム手袋(厚手のもの)
※水洗いができない衣類には、この方法は使えません。
※高温での洗濯ができない衣類は、この方法を使うと縮みます。ニット製品にはこの方法は使用できません。洗濯表示の温度設定をよく確認しましょう。
※オイルや洗剤の使用によって、変色・色落ち等が起きる可能性があります。事前に目立たない場所でテストを行うことをおすすめします。

 

【シミ抜きの手順】
1)ポットか鍋でお湯を沸かしておきます。作業中には手袋をはめます。
2)衣類は濡らさず乾いた状態で、汚れた部分にクレンジングオイルをつけます。
3)歯ブラシで汚れた部分を軽く叩き、汚れを浮き上がらせます。
4)汚れの部分に水分を歯ブラシで少し含ませて、オイルを乳化させます。
5)沸かしたお湯をバケツに入れて、お湯:水が7:3になる程度に水を足します。お湯の温度が60℃~70℃になるように調整します。
6)汚れた部分をお湯に付けて、よくすすぎます。
7)キッチン洗剤をシミ部分に直接塗り込み、歯ブラシでトントンと軽く叩くようにして汚れを落としていきます。
8)60℃~70℃のお湯を更に加えて、揉み込むように洗います。
9)汚れが浮いたらお湯ですすぎます。
10)洗濯用洗剤を使い、洗濯機もしくは手洗いで全体を仕上げ洗いします。この時にも、可能であれば40℃~50℃程度のお湯を使用します。

※歯ブラシで強く衣類をこすらないでください。摩擦による色剥げ、毛羽立ちの原因になります。
※洗濯機は機種によって、扱えるお湯の温度が異なります。高温のお湯を使用すると故障の原因となることがありますので、説明書をよく確認しましょう。

 

おわりに

機械油の汚れは、時間が経つごとに繊維と強く結合し、落ちにくい汚れとなっていきます。シミを付けてから数日が経過しているという場合や、既に何度も洗濯を重ねたシミの場合、上記の方法では完全に汚れを取り去るのが難しいかもしれません。

また機械油以外の汗汚れ・インク汚れ等については、上記の方法では落とすことが難しいです。この場合には無理に自宅で作業を続けず、早めにクリーニング専門店に依頼をしましょう。