簡単 染み抜き 方法

食べ物、飲み物、調味料、化粧品からインクなど染み抜きの方法を自分で、自宅で出来る方法をご紹介!

あっ 輪ジミができてる!こんなとき家でキレイに落とす方法は?

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「シミ抜きをしたら失敗して、輪ジミができてしまった」「雨に濡れた服をそのまま干しておいたら、輪ジミになってる!」😱 こんな経験がある人も多いはず。輪ジミとはその名のとおり「シミが輪っかのような形になっている状態」のことを指します。大切な洋服に輪ジミができてしまうと困りますよね。今回は輪ジミのキレイな落とし方についてご紹介していきます。

 

 

輪ジミの原因の特定が大切!

輪ジミをキレイに落とすには、まずそのシミの原因をハッキリとさせることが大切です。一見すると同じように見える輪ジミでも、その原因には意外と大きな違いがあります。

水溶性のシミの残り

醤油ワイン等の色素が強い水溶性汚れの場合、汚れの残りが取り切れずに輪ジミとなっていることがあります。

油溶性のシミの残り

口紅・オリーブオイルといった油溶性のシミの汚れが溶けて、周囲に拡がっている状態です。油性シミは輪ジミになりやすい傾向があります。

水濡れによる繊維の収縮

水濡れによる輪ジミは、別名「ウォータースポット」とも呼ばれます。レーヨン・ポリエステル等の収縮しやすい化繊や、絹等のデリケート素材で起こりやすい現象です。水分から受けた変化で色の反射等が代わり、シミのように色が変わって見えることがあります。

水濡れによる染料・加工剤の変化

水溶性の染料・加工剤等が水濡れによって浮き上がって移動し、乾燥したことで輪ジミ・色ジミとなった状態です。藍染め等の天然染料、麻等の天然素材などで比較的起こりやすい現象です。

 

 

水溶性の輪ジミの取り方

水溶性の輪ジミは、丁寧に汚れを取り除くことで解消することがほとんどです。

洗濯をしなおす方法

水溶性輪ジミは、シミ抜き・洗濯を丁寧にし直すことで多くが解消されます。

【用意するもの】

・中性洗剤(液体タイプ)
・歯ブラシ

 

 【シミ抜きの手順】

1)中性洗剤を少量歯ブラシに付けて、輪ジミ部分に丁寧に馴染ませます。
2)中性洗剤を使って、洗濯機で全体を洗濯します。
3)洗い上がったら、自然乾燥で乾かします。

※水洗いできない製品には中性洗剤も使用できません。
※アイロン・ドライヤーなどでの急速乾燥は輪ジミを再度生みやすいので避けます。
※必ずシミ箇所だけでなく、全体洗いを行ってください。

漂白剤を使う方法

中性洗剤で水溶性の輪ジミが取れない場合には、漂白剤で汚れを浮き上がらせます。

【用意するもの】

・酸素系漂白剤(粉タイプのもの)
・洗面器/バケツ等の容器

 

 【シミ抜きの手順】

1)酸素系漂白剤10グラム程度(大さじ1杯程度)を、水2リットルに対して溶かします。
2)衣類全体を1)で作った溶液に浸し、15分~30分程度放置します。
3)衣類全体をよく水で濯ぎます。
4)自然乾燥で乾かします。

ウール・シルク製品、並びにウール・シルク混紡品には酸素系漂白剤が使用できません。
※水洗いができないものには使えません。
※ステンレス製品以外のボタン・ジッパー等の金属製品が付いている製品には酸素系漂白剤が使用できません。
※必ず事前に目立たない箇所に溶液を少量付け、色落ち・変色が起きないかの事前テストを行いましょう。

なお水溶性のシミでも水洗いができない製品の場合には、以下の油溶性シミのシミ落としの方法を試してみましょう。

 

 

油溶性の輪ジミの落とし方

化粧品や食品の油脂汚れ、油性インクといった油分が多い輪ジミは、洗剤+水洗いではなかなか落とせないことがあります。この場合には油分を一度融解させて、別の布等に汚れを移します。

ベンジンで輪ジミを融解させる

【用意するもの】

ベンジン(クリーニング用のもの)
・タオル2枚

 

 【シミ抜きの手順】

1)輪ジミがある部分の裏側にタオルをあてておきます。
2)もう一枚のタオルにベンジンを染み込ませ、輪ジミの部分を軽く叩きます。
3)常にタオルのキレイな面が接触するようにしながら、タオルに汚れを移し取っていきます。
4)輪ジミが目立たなくなったら、ベンジンを再度少量タオルに染み込ませ、輪ジミの周辺部までを軽く叩いて、輪郭が出ないように丁寧にぼかします。
5)水洗い可能な製品の場合には、手洗いもしくは洗濯機で全体を洗濯し、自然乾燥で仕上げます。水洗いができない場合には、そのまま自然乾燥を行います。

※ベンジン使用時には必ず窓を開け、よく換気をしてください。
※ベンジン使用中は火気厳禁です。暖房やガスコンロの使用、喫煙を避けましょう。
※マスク・手袋を着用して作業を行いましょう。
※ベンジンは染色・生地によっては色落ち・変色を起こすことがあります。必ず目立たない場所で使用テストを行い、変色・色落ちが起きないことを確認してから作業をしましょう。
※ベンジンを浸したタオルで生地を強く擦らないでください。色抜け・毛羽立ち・色ハゲの原因になります。

 

 

水濡れ(ウォータースポット)による輪ジミの直し方

水分を吸ったことによる膨張・収縮で色が変わったように見えている「ウォータースポット(輪ジミ)」の場合、全体との膨張・収縮の度合いが慣らされることで輪ジミが目立たなくなります。

1)洗濯表示を確認し、水洗い(手洗い)が可能であることをチェックします。(ポリエステル等)
2)衣類全体を水に浸します。
3)衣類を軽く絞り、形をよく整えます。ウォータースポットのある箇所は、とくに丁寧に生地を平らに均すようにしましょう。
4)自然乾燥で乾かします。

※ドライヤー・アイロン等による急速乾燥は行わないでください。一部の膨張・収縮を起こす原因になります。

 

 

自宅での輪ジミ対策ができないケース

以下の場合には、自宅での輪ジミ対策がおすすめできません。

  1. 輪ジミができてから、長い時間が経過している(いつできた輪ジミなのかがわからない)
  2. 輪ジミの原因がよくわからない
  3. ベンジンで溶解を繰り返しても輪ジミが取れない
  4. ウォータースポットが絹・レーヨン等の水洗いができない製品で起きている
  5. 漂白剤・ベンジン等のテストで色落ち・変色が見られた
  6. レース・刺繍・起毛・ファー素材等の特殊な加工が施されている
  7. 染料の浮き上がり・偏り等によって輪ジミが起きている

上記のような場合、無理に自宅で輪ジミ対策を続けると輪ジミを広げてしまったり、生地を傷めてしまう可能性があります。

早めにクリーニング専門店に依頼をしましょう。その際、考えられる原因や、今まで行ったシミ抜き対策等を添えるとより適切な対処を取ってもらいやすくなります。

なお染料の偏り等によって輪ジミが起きている場合には、染料・加工剤等が移動をしているため、一般的なクリーニング店では対処ができない場合があります。着物・染め物等の場合には、修正技術を有する専門店に依頼をされることをおすすめします。

 

 

業務用輪ジミ用除去剤

輪じみクリーン

優れた溶剤の洗浄力と、微細パウダーの強力な吸着力の2段効果で、特に油性のシミ汚れを手軽に除去します。 特定化学物質や有機溶剤規制法、PRTR法の該当物質を含まず、人体に優しい「輪じみクリーン NEO」に進化しました。

・ ご使用前に必ず缶に記載されている注意事項を読んで、安全にご使用ください。
・樹脂加工している生地には使用しないでください。
・金・銀系糸、箔製品、レインコート(防水加工した物)やゴム引き、ウレタンフォーム類、スエードなどへはご使用をお避けください。
・染色の落ちやすい製品はもちろん、ご使用前に必ず目立たないところでテストをして、問題がないことを確認してからご利用ください。
・パウダーが完全乾燥する前にブラッシングすると、汚れを吸着したパウダーの除去が不完全になります。
・スプレーを大量に吸引しないようご注意ください。
・火気や高温に注意して使用・保存してください。

 

 

おわりに

自宅で輪ジミを落とす場合にも、クリーニング店に依頼をする場合にも、輪ジミ対策はできるだけ早めに対処をした方が状態を改善しやすくなります。「輪ジミができてる!」と気づいたら、後回しにせずスピーディーに輪ジミ対策を始めましょう。