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簡単 染み抜き 方法

食べ物、飲み物、調味料、化粧品からインクなど染み抜きの方法を自分で、自宅で出来る方法をご紹介!

果汁シミに大活躍!「クエン酸」での染み抜き方法や注意点

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クエン酸とは、梅干しやレモン等に含まれる「酸味」の成分のこと。現在ではデンプン等を発酵させてクエン酸を単体で作る工程が確立し、食品添加物やサプリメント等に使われたり、医療に用いられることもあります。「飲用・食用」というイメージが強いクエン酸ですが、実は染み抜きにも活躍してくれるアイテムなんです。ここではクエン酸を使った染み抜きについて、使い方や注意点、メリット・デメリットを解説していきます。

 

クエン酸が活躍するシミって?

舐めると酸っぱいクエン酸の成分は、強力な酸性。そのため重曹等のアルカリ性成分で染み抜きを行った後に使用を行うと、中和をさせて生地の痛みを防いでくれます。重曹+クエン酸の染み抜きが効果的なのが、タンニンやポリフェノール等の成分による色素シミです。タンニンやポリフェノールが多い水溶性の染みというと、以下のようなものが挙げられます。

・赤ワイン
・紅茶
・コーヒー
・ぶどうジュース・リンゴジュース等の果汁
・ブルーベリージャム・プルーンジャム等

いずれも通常の洗濯では色が残りやすい染みですよね。またクエン酸の酸性の成分が酸化を促進させるため、「鉄サビ・赤サビ」によるシミを浮かせる作用も持っています。

curininngu.hateblo.jp

 

クエン酸を使った染み抜き方法

  1. スプレー容器に小さじ1杯のクエン酸を入れます。
  2. 水200mlを加えて、よく振ります。これでクエン酸溶液ができました。
  3. 少量の重曹を水で溶いてペーストを作り、歯ブラシにつけてシミ部分を軽く叩いていきます。
  4. 染み範囲にクエン酸溶液をスプレーし、シミ全体に行き渡らせます。
  5. 10分程度放置します。
  6. 水で濯いで状態をチェックします。落ちきらない場合はもう一度3)~5)を繰り返しましょう。
  7. 色が落ちたら水でよくすすぎ、洗濯機もしくは手洗いで中性洗濯洗剤を使った仕上げ洗いを行います。

 

 クエン酸使用時の注意事項

 ●変色テストを必ず行う
生地・染色によっては変色を起こす可能性があります。必ず事前に衣類の目立たない場所クエン酸溶液少量を付け、変色チェックを行って下さい。

●保管は湿気に注意
クエン酸は湿気に弱いという特長を持っています。しっかりとフタができる容器に入れて、通気性の良い場所で保管するようにしましょう。

 

 クエン酸のメリット

●安心して使用できる
クエン酸は食品にも使われる安全な製品です。食品添加物グレードのものの場合、ペロッと舐めればもちろんとても酸っぱいですが、体に問題はありません。そのため小さいお子さんなどがいるご家庭でも安心して使用することができます。

●染み抜き以外にも使える
クエン酸はご家庭での掃除やシャンプー、重曹等のアルカリ性洗濯を行った後の仕上げ剤、また酸味のある飲料づくり等、幅広い用途で使用することができます。染み抜きだけのためのアイテムを買いたくない人にとって、とても嬉しいポイントですね。

 

クエン酸のデメリット

●水洗いは必要
クエン酸の酸性の成分が残ったままだと、生地が変色したり、変質する恐れがあります。染み抜きを行った後には、必ず丁寧な水でのすすぎと仕上げ洗いが必要です。洗濯表示で「水洗いNG」のものには、クエン酸での染み抜きは行なえません。

●ジッパー・ボタンのある衣類には不向き
酸性であるクエン酸は金属類を劣化させます。ジッパーやボタン等の金属が付いた衣類の浸け置きは避けた方が安心です。また部分的な染み抜きを行う場合でも、繊維の中で溶液が広がった場合には金属に酸性成分が付着してしまう可能性が考えられます。ボタンの場合には事前にラップでボタンを保護すると言った対策も行えますが、ジッパーの場合にはやや保護が難しいと言えるでしょう。

●輪染みが残りやすい
シミの周辺部分は色素の中の鉄分が酸化を起こし、除去しにくくなっています。重曹+クエン酸での染み抜きではシミが落としきれず、輪のように色が残ってしまう場合があります。特に時間が経過したシミの場合には輪残りが起きやすいです。

●生地・染色によっては色抜け・変質の恐れあり
酸性であるクエン酸は、単体で使用すると染色によっては激しい変色を起こす可能性があります。使用前には必ず変色チェックを行うようにしましょう。特にシルク(正絹)・レーヨン・カシミア等は脱色・変色を起こしやすい素材ですので、使用には十分な注意が必要となります。

 

おわりに

 舐めても安心なナチュラルクリーニングとして人気が高まっている重曹やクエン酸での染み抜き。しかし体に安心の素材だからと言って、必ずしも「衣類にも優しい」とは限りません。また時間を置いたシミに対しては重曹やクエン酸では色素を浮かしきれず、シミが取れないこともあります。


洗濯を繰り返して残ったシミや、上質な素材でできた高級衣類等については、ムリに重曹+クエン酸での染み抜きを繰り返すよりも早めに専門店に依頼をした方が安心です。