簡単 染み抜き クリーニング方法

食べ物、飲み物、調味料、化粧品からインクなど染み抜きやクリーニングお手入れなどの方法を、自分で!自宅で!出来る方法を分かりやすくご紹介しています!

意外とカンタン!アイスクリームの染み抜き方法

アイスクリーム

暑い夏にはもちろん、最近は冬場に食べるのも人気のアイスクリーム。でも口に入る前に「トロリ」と溶けたアイスが、洋服に垂れてシミになってしまうことも多いですね。

アイスクリームは乳脂肪分(油分)や天然着色料(色素)等の成分を含むため、水洗いや通常の洗濯だけでは繊維に汚れが残りやすいのも問題です。

アイスクリームのシミができたら、お家にあるもので手早く手軽に染み抜きをしてみましょう!

キッチン用洗剤で速攻シミ抜き!

アイスクリームのような食品の油分・色素には、キッチン用の洗剤が効果を発揮してくれます。

用意するもの

・ティッシュ
・食器用洗剤(中性のもの)
・洗面器
・タオル2枚(ハンカチ・ふきんでもOK)

染み抜き手順

1)まずは明るい場所でシミの範囲をよくチェックしましょう。
ボタッとアイスをこぼした場合、中心と成る大きなシミの周辺に、小さなシミが広範囲に飛んでいることもあります。

2)ティッシュでアイスクリームのシミの水分を軽く吸い取ります。

3)洗剤の溶液を作ります。
洗面器に食器用中性洗剤を4~5滴垂らし、その上からぬるま湯を100~150ミリリットルほど加えて、全体をよく混ぜます。

4)シミのある部分の布の裏側に乾いたタオルをあてます。

5)もう1枚のタオルを溶液に浸して絞り、シミの表部分からトントンと叩くようにシミ取りをしていきます。
こするとシミの範囲が広がってしまうため、ごく軽く叩いていきましょう。

6)シミが抜けたら、軽くシミ部分を水洗いしてみます。
最後に通常どおりの洗濯をして仕上げます。

【注意点】

食器用洗剤は洗浄力が強いため、濃い色の布地の場合、色落ちを起こす可能性があります。事前に洋服の目立たない箇所で色落ちテストを行った方が安心です。

 

ガンコなシミには歯ブラシが活躍!

ストロベリーや抹茶等の色付きアイスの場合、上記の方法ではアイスの色素や油分が残ってしまうこともあります。

そんな時には、古くなった「歯ブラシ」を使ってみましょう。

用意するもの

・歯ブラシ(毛が柔らかいものが理想的)
・食器用洗剤(中性のもの)
・タオル

作業手順

1)シミの裏側に乾いたタオルをあてます。

2)シミの部分に水を少量たらして濡らします。

3)食器用洗剤を数滴、歯ブラシに垂らします。
シミの範囲にもよりますが、濃縮タイプの洗剤の場合には最初の使用量は控えめにしておきましょう。

4)シミの部分を歯ブラシでポンポンと叩き、汚れを浮かせていきます。
歯ブラシは毛が細かいため繊維の奥にまで届き、タオルやハンカチよりも汚れを浮かしてくれやすいのです。
ただしゴシゴシとこすると生地を傷めてしまうので、ごく軽く叩くようにしましょう。

5)裏側にも色素が残っている場合には、衣類を裏返して裏から叩くのも効果的です。

6)シミの色が目立たなくなったら、歯ブラシを一度水で洗って水分をよく含ませ、再度シミの箇所を叩きます。
食器洗剤原液が生地に残ると色褪せ等の原因となるため、歯ブラシで残った洗剤をしっかりと取り除いておくことが大切です。

7)シミが抜けたらシミの箇所を軽く水洗いし、通常の洗濯で仕上げます。

 

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・商品サイズ (幅×奥行×高さ) :5.3cm×2.5cm×13.3cm
・原産国:ドイツ
・内容量:50ml

 

おわりに

アイスクリームは乳脂肪分の分量の少ない順から「氷菓」「ラクトアイス」「アイスミルク」「アイスクリーム」と表記されています。
乳脂肪分の少ない氷菓やラクトアイスの場合、色素が抜けてしまえばシミが残る心配はほとんどありません。

しかし乳脂肪分の多いアイスミルクやアイスクリームの場合、色素が抜けても油分が取りきれず、後に「黄ばみ」となってしまうことも。

脂肪分の多いアイスクリームの染みは、より丁寧に染み抜きをすることを心がけましょう。