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スーツのクリーニングの頻度は?夏冬・ライフスタイル毎に解説!

スーツ

スーツのクリーニング頻度

スーツはビジネスマンの仕事着として欠かすことができない存在です。スーツの状態や見た目がキレイかどうかで、社会人としての品格も測らることもしばしばですから、できるだけキレイな状態をキープしておきたいですね。

ではスーツは一体どの程度の頻度でクリーニングに出せば良いのでしょうか?ここでは夏・冬の季節ごとのスーツのクリーニング頻度についてや、働き方やライフスタイルによって変わるクリーニングの回数等についても解説していきます。

 

秋冬のスーツのクリーニング頻度は「季節1回」

秋冬スーツ

秋冬のスーツ(ジャケット・スラックス)のクリーニング回数は、原則として「ワンシーズンに1回」でOKです。

これは秋冬はあまり汗が服の中にこもらず、また皮脂汚れ等も手首周り・襟周り等につきにくいため。スラックスの下にズボン下(メンズタイツ)を履いている人であれば、スラックスにも皮脂汚れはあまり付きません。

秋冬もののスーツはウール・カシミヤ・アンゴラ等、比較的洗濯による摩擦等のダメージに弱い素材が多い傾向があります。あまり頻繁にクリーニングしてしまうと、却って生地表面や縫製に負担がかかることも。

普段のブラッシングや陰干し等のメンテナンスをきちんと行えば、クリーニングは少なめでOKなんです。

 

春夏のスーツのクリーニング頻度は「月2回」

春夏スーツ

春夏は気温が上がるため、スーツの裏に汗汚れが多く付くようになります。冬用からオールシーズンスーツに、さらに夏用スーツに切り替えるころになったら、スーツのクリーニング頻度を1ヶ月に1回程度に上げましょう。

夏場(25℃以上)を越えてからは頻繁に汗がつきますので、月に2回のペースでクリーニングをした方が良いです。特にびっしょりと汗をかいた時には、「汗抜き加工」「ウェットクリーニング」等で汗をしっかりと取って貰うことをおすすめします。

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営業・外回りのクリーニング頻度は?

営業等で頻繁に外を歩き回る場合、スーツに含まれる汗・皮脂の量はさらに多くなります。「取引先まで急いで走った」「商談の場でもジャケットは脱げない」…こんなハードな環境ですと、それだけスーツに汚れや匂いが溜まるわけです。

また営業マンの場合、取引先や顧客に失礼の無いようにスーツの状態には人一倍気を使う人も多いことでしょう。そのため、平均的なクリーニング頻度よりやや回数が多くなる傾向が見られます。

冬のスーツのクリーニングでも、シーズン中に1~2回クリーニングをした方が良いでしょう。

 

内勤・近距離通勤のクリーニング頻度は?

エアコンの効いた室内での事務仕事の場合、スーツに溜まる皮脂汚れ・汗汚れは比較的少なめ。特に「室内でジャケットを脱いで仕事ができる」という人の場合、スーツのクリーニング頻度は平均よりも少なめになります。

通勤時間も短めであまり汗をかかない…という場合であれば、夏場でもクリーニング頻度は月1回程度で大丈夫ということも。ただ冬スーツはシーズンの最後のお手入れとして、衣替えの時期にクリーニングをしておくことをおすすめします。

 

スーツをたくさん持っている場合の頻度は?

スーツの着方は「1日着たら2~3日は休ませる」というのが基本です。これはジャケットやスラックスにこもった湿気や汗を陰干しで飛ばし、さらに繊維を休ませるため。この間にブラッシングで付いたホコリ等を丁寧に落としておきます。

スーツをこのように着回すには、最低でも3~4着のスーツが必要。クリーニングに出す間のことを考えると、シーズン中に着られるスーツが5~6着はあるのが理想的です。

「シーズン内に着るスーツが6着以上ある」という人の場合、1ヶ月にスーツを着る回数は3回以下ということも多いでしょう。この場合にはスーツの定期的なメンテナンスもたっぷりと取れますから、クリーニングの頻度はかなり下げられます。

汗のかき方によっても異なりますが、夏場でも1~2ヶ月に1回程度のクリーニングで済ませられる人も居ます。

 

スーツが2着しかない場合の頻度は?

「スーツが2着しかない」といった場合、あまりスーツを休ませずに着続けることになります。汗がしっかりと飛ばない状態になるため、匂いもこもりがちです。

実はスーツ枚数が少ない人の方が、必要とされるスーツのクリーニング頻度は上がってしまいます。状態によっては、冬スーツでも月1ペースでクリーニングしないと匂いが取れない…といったことも。スーツも痛みやすくなってしまいますので、できればシーズン用のスーツをもう1~2着用意することをおすすめします。

 

あまり着ないスーツや礼服のクリーニング頻度は?

業種・職種によっては、普段はほとんどスーツを着ないで、特別な催事の時等だけスーツを着用するという方も居ることでしょう。また弔事の際に使用するブラックスーツ、通夜に使うダークスーツ等も使用回数は少ないですよね。

このような着用回数の少ないスーツのクリーニング頻度については、「一度着たらクリーニングに出す」が理想的とされます。これは汚れの量の問題ではなく「長い保管期間にトラブルを起こさない」という対策のためです。

めったにスーツを着ない人だと、場合によっては1年~2年以上もスーツがクローゼットに入りっぱなし…ということも。

皮脂・汗がついたままの状態で1年以上保管をすると「虫食い」「カビ」「変色」等のトラブルが起きやすくなります。

頻繁に着る服よりも放置している服の方が、このようなトラブルは起きやすいもの。また「次に着るのは大切な時」という方が多いですから、次回に慌てないためにもクリーニングをしておいた方が安心というわけです。

 

スーツのクリーニング頻度を減らすには?

節約のためだけでなく長持ちのためにもスーツのクリーニング頻度を減らしたいと考える人は多いことでしょう。クリーニング頻度を減らすには、どのような点に気をつければよいのでしょうか。

ズボン下を履く

スラックスの裏地が直接脚に触れると、膝の裏・腿の裏等の汗を吸い込んでしまうためスーツが匂いやすくなります。ズボン下(メンズタイツ)を履くことで汗・皮脂の付着を減らせますので、一度試してみましょう。

陰干しをする

一回着たスーツをすぐにクローゼットにしまっていませんか?着用したスーツは丸一日は日光の当たらない場所で陰干しをさせた方が、生地や芯材を痛める汗の成分がしっかり飛んでくれます。

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ブラッシングは毎回が基本

スーツを一回着用したら、洋服専用のブラシでササッとホコリを払うクセを付けておきましょう。いわゆる「コロコロ」等のテープではNG。洋服のブラシには、繊維のホコリを取るだけでなく、繊維のよれや織りの歪みを補正する役割もあるのです。

スーツ用のブラシは、できれば天然の豚毛や馬毛のものを。長年毎日使うものですから、良いものを一本持っておくことをおすすめします。


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洋服ブラシの使い方

スチーマーでスーツのシワ・匂い取り

ハンガーにかけたままシワが取れる「衣類スチーマー」は、いまやビジネスマンに必須のアイテムとも言われています。ハンガーにかけた状態で軽いシワなら取れますし、食事やタバコの匂い等が軽減されるメリットも。

ただしスーツの中に蒸気が残りやすいので、スチーマーでのお手入れ後にはしっかりと陰干しをすることが大切です。

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おわりに

スーツのクリーニング頻度は、上でご紹介したように働き方のスタイルや汗のかき方、持っているスーツの枚数、メンテナンスの状態等によっても変わってきます。自分のスタイルに合ったクリーニングの頻度を見つけて、いつもスッキリとしたスーツを着用できるようにしましょう!

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